今回のブログでは、モバイルアプリマーケティングの基礎である、アプリの「CPI」について解説します!
CPIを下げるための方法は様々です。これらを参考に是非運用改善していきましょう。
目次
- CPIとは
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アプリのCPI広告とは?
- 様々な種類のCPI広告
- アプリの平均CPIは?
- CPIとROAS
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CPIを改善するためには何をすれば良い?
- ターゲティングの最適化
- クリエイティブの改善
- データ分析と改善
- フレキシブルな予算管理
- アプリストア最適化(ASO)
- パートナーシップとコラボレーション
- 新しい広告技術の活用
- ASA自動運用ツール「Astra」を使ってASAを運用する
- ASO(アプリストア最適化)を自社で行う場合
- 弊社のASO支援によるDL数増加実績
CPIとは
CPI(Cost Per Install)は、アプリ1インストールを獲得するのににかかった広告費用を指します。
例えば、かけた広告費用が5,000円で、インストール数が10だった場合、CPIは500円になります。
本記事においては、主にモバイルアプリのインストール単価を指します。
モバイルアプリのマーケティングにおいて、CPIは重要な指標です。CPIが低ければ低いほど、少ない広告費で多くのユーザーを獲得できるため、マーケティングのROIが高いことになります。
アプリのCPI広告とは?
CPI広告とは、ユーザーが広告をクリックし、アプリをインストールするたびに課金される広告モデルです。
CPI広告は、アプリインストールの確実な成果を保証するため、効果的なユーザー獲得手法として利用されています。
その他アプリ広告でよく使われる課金形態としては、インプレッション課金型広告やクリック課金型広告があります。
様々な種類のCPI広告
CPI広告にはさまざまな種類があります。以下は主な広告形式の例です。
1. ディスプレイ広告
アプリ内やウェブサイトに表示されるバナー広告やインタースティシャル広告です。
2. 動画広告
アプリ内やソーシャルメディアプラットフォームで表示される短い動画広告。ユーザーの関心を引きやすく、高いコンバージョン率が期待できます。
3. インセンティブ広告
ユーザーが報酬(ゲーム内アイテムなど)を得るためにアプリをインストールする形式の広告です。
4. ネイティブ広告
アプリやウェブサイトのコンテンツに自然に溶け込む形式の広告。ユーザーに違和感なく受け入れられやすい形式です。
アプリの平均CPIは?
業界や地域によって平均CPIは異なり、アプリのカテゴリー(ゲーム、エンターテインメント、ユーティリティなど)やターゲットオーディエンスの属性によっても変動します。
例えばゲーム系のアプリであっても、カジュアルゲームのような気軽に遊べるゲームは500円を下回ることもありますし、シミュレーションやRPGのような顧客単価の高いゲームにおいては1,000円を超えてもROI的な観点では優秀とされるケースもあります。
CPIとROAS(Return Of Advertising Spend=広告投資費用対効果)
CPIはあくまでインストールまでの投資対効果を追いかける指標となるため、その後ユーザーがアプリ内でどの程度利用したか、課金したか等については別の指標を追う必要があります。
獲得したユーザーからの売上をベースに費用対効果をウォッチする指標としては、ROASが最適です。
自社が展開しているアプリのマーケットを理解し、チャネル毎の特性や役割を理解しつつ、プロダクトのビジネス的な健全性を把握するためにも、目的に応じてCPIやROASを適切に使い分けましょう。
CPIを改善するためには何をすれば良い?
CPIを改善するためには、以下の戦略を基本として対策することが重要です。
1, ターゲティングの最適化
ターゲティングを精緻化することで、広告がより関連性の高いユーザーに届くようになります。具体的には、以下の方法があります。
- デモグラフィックターゲティング:年齢、性別、地域などの属性に基づいてターゲットを絞る。
- インタレストターゲティング:ユーザーの興味や関心に基づいて広告を配信する。
- 行動ターゲティング:過去の行動データを元に、関連性の高いユーザーに広告を表示する。
ターゲティング手法には上記以外にも様々な方法があります。
2, クリエイティブの改善
広告クリエイティブの質を高めることで、クリック率(CTR)を向上させることができます。
広告クリエイティブを改善するためのポイントは以下の通りです。
- チャネル毎に最適なビジュアルを活用:ユーザーが広告に接触するシーン別に最適なビジュアルを活用し、アイキャッチを強化する
- 明確なCTA(Call to Action):ユーザーに具体的な行動を促す明確なメッセージを含める。
- A/Bテストを繰り返す:複数のクリエイティブをテストし、最も効果的なものを選定する。
3, アプリストア最適化(ASO)
ASO(App Store Optimization)とは、アプリストアの検索結果で上位に表示されるよう、アプリのメタデータ(タイトル、説明文、キーワードなど)を最適化する手法を指します。
ASOを実施することで、例えばASA(Apple Search Ads)との相乗効果を生み出すことができ、結果としてASAのCPI削減に繋げることができます。
(ASOとASAの相乗効果についてはこちら)
ASOの具体的なアクションの例は以下の通りです。
- キーワードリサーチ:関連性の高いキーワードを選定し、タイトルや説明文に組み込む。
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- ASOについては過去のブログで複数回紹介しております。こちらのブログ等をご覧ください。
- レビューと評価:ユーザーからのポジティブなレビューと高評価を促進する。
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- レビューと評価についてはこちらのブログをご覧ください。
- アイコンとスクリーンショット:視覚的に魅力的なアイコンやスクリーンショットを用意し、ダウンロード意欲を高める。
4, データ分析と改善
広告キャンペーンのデータを継続的に分析し、パフォーマンスを評価することで、最適な戦略を見つけ出すことができます。
- 分析ツールの活用:AdjustやAppsflyerなどのツールを活用し、キャンペーンの効果を詳細に分析する。
- 継続的な改善:データに基づいてキャンペーンを調整し、CPIの最適化を図る。
5, フレキシブルな予算管理
キャンペーンの予算をフレキシブルに管理し、効果的なチャネルに資金を集中させることは、CPIの最適化に繋がります。事業全体・プロダクト毎のROASをウォッチしつつ、CPIが低い広告チャネルや高いコンバージョン率を誇るキャンペーンに柔軟かつ継続的に予算を配分していくことが重要です。
6, パートナーシップとコラボレーション
相性の良いアプリやサービスとのパートナーシップやコラボレーションを通じて、ユーザー獲得を促進することも一つの手段です。例えば、互いに関連性の高いアプリ同士でクロスプロモーションを行うことで、新規ユーザーの獲得が期待できます。
7, 新しい広告技術の活用
最新の広告技術を積極的に導入し、CPIの最適化を図ります。プログラマティック広告やAIを活用したターゲティングなど、新しい技術を取り入れることで、広告の効果を最大化します。
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